その後日、俺は父ちゃんと母ちゃんと
3人で、家族会議を開く事にした。
(本当は、夕食が終わった後の余韻に3人でハマってただけなんだけど…)
開口一番俺はこう言った。
「姉ちゃん、このままで大丈夫なのか?」
すると、母ちゃんが俺に聞き返す。
「このままでって…どういうこと?」
―――わかんないのか…!?姉ちゃんのあの馬鹿としか言いようのない性格を…
そう思っていると、父ちゃんが重たそうに口を開いた。
「あいつは…しょうがないとこの前言っただろう。」
「…そういうことじゃなくて!!俺、アイツのおかげで部活でとばっちり浴びてんだぜ!?しかも、こんな何も出来ない状態で、大学なんか…
俺、怖いし、恥ずかしくて、家から出せねぇよ…」
「それは、思えがなんでもできるから、そう思うだけだ。そんなだと、将来的に後輩なんかできた時に、なにもさせられなくなるぞ。」
―――・・・は?
「えっと…それはどういう・・・?」
「お前は、全てを完璧にこなそうという癖がある。だから、家の仕事も部活の仕事に関しても“人に任す”という行為ができないでいる。そいで、最後までやりきれずに、先輩から“役立たず”扱いされるんだ。違うか?」
言葉が出なかった。
確かに俺は、全て自分でやりたい。
人が、自分よりできない奴だったらなおさらだ。
部活は、俺よりもできる奴ばかりだから、問題無い。むしろ、本当の役立たずだから、頑張らないとと思うほど。
ただ、家では違う。
家事にしたって勉強にしたって、俺は、姉ちゃん、妹と比べても一番だった。
家事は、幼稚園のころから母ちゃんの傍らで、母ちゃんの手伝いをしながら覚えていった。
料理だって、母ちゃんの手伝いをして、小学校3年生位になると、時々夕飯などを作っていた。
覚えるのは好きだった。
―――だって、一つ覚えたりしたら、あんたたちは“褒めて”くれたじゃないかッ・・・
俺は、両親から褒められたくて、ここまで頑張った。
姉ちゃんたちに向けられているあの笑顔を、俺にも向けてほしくて、ここまで必死に頑張った。
部活だってそうだ。
わざわざ高い金出してもらって私立に入って、そこそこの成績出さないと、お金がもったいないって思いながら、行きたくもないぬ部活に毎日顔を出して、今や、ベスト8には入れる様になった。
それは、お前の努力だって、先生には言われたけど、実際、先生は俺に色な技術を教えてもらった。
最近ではそれが楽しくて、部活に言ってる気がしないでもないけど…



