「直人、おはよう...っ!」




俺の朝は、茅那の笑顔から始まる。




茅那の笑顔を見ただけで...眠気なんて吹っ飛んじまう。




...重症だな、俺。




「はよ。...茅那、前髪ハネてる」




「えぇぇっ!?う、嘘っ!?」




「...嘘」




「っ、バカっ!」




悪戯っぽく笑うと、茅那は顔を真っ赤に染めて




俺をポカポカと叩いてくる。




...全然痛くねぇけど。




端から見ると...バカップルにしか見えねぇらしい。