「いいよ。好きな女くらい、

いつまでも待ってられる」



「?!!」


遥斗の発言に、

目が見開いた。


「昨日のキスは、

瑠璃が好きだって印。

オレは、瑠璃がずっと好きだった。

瑠璃が好きになってくれるまで、

待ってるから・・・」


「・・・」

ウソ…ウソ…

何も言い返せず、佇む私に、

「早く準備して来いよ?

遅刻するぞ?」


そう言って遥斗が微笑んだ。