「オレが、西園寺を継ぐから、

瑠璃は青木じゃなくなるけど、

それでもいいか?」


オレの質問に、

考え込んだ瑠璃。

・・・

急に、オレの手を握りしめた瑠璃。


「…瑠璃?」

「・・未来の旦那様が決めたことだから、

私はそれに賛成します」


そう言って微笑んでくれた。

「ありがとう」

オレは、

心から感謝した。