「じゃあ、本題に入ろうか?」

裕也が言ってオレに、

目配せした。


「ああ。まりあは修二おじさんの

娘だから、青木の姓を継ぐのは、

やっぱり、裕也がいいと思うんだ」


「え?!」

瑠璃とまりあが驚いている。


「いつの間にそこまで話してたの?」

瑠璃が俺に聞いてきた。

「この話が出てからずっと、

裕也と話をしてたからな」

「そうだよ、瑠璃」

裕也も言った。