「そのことで、大事な話があって、

二人を呼んだ」


私と裕也は顔を見合わせた。

「今度、すみれのたっての希望だった

ブライダルの会社を設立することになった」


「「?!!」」

私も裕也も驚いた。

「1年、アメリカに行ってただろ?

春也の会社で勉強して来たから、

すみれに社長をしてもらう」


「ま、ママが社長?!」

「もちろん私も助けには入るが、

すみれに任せようと思ってな。

そこで、まりあと裕也に、

すみれの補佐を頼みたい」