会社でのオレは、

人が変わったように、

仕事をしていた。

「そんなに働いてたら、

体壊すよ?」


まりあがオレの顔を覗き込んだ。


「大丈夫だよ。

仕事してる方が、

余計な事を考えずに済むから」

オレの言葉に、

まりあが何やら考え込んでいる。


「…どうした、まりあ?」

・・・

急に、まりあの顔が、パッと明るくなった。