「へー、かわいいな。」



と、高倉先輩は笑顔で言った。


「へ?あ、この子猫可愛いですよね!」


別に私にいったわけじゃないのに
なぜか高倉先輩の笑顔をみて
不覚にもドキっとしてしまった。




そのあとも高倉先輩は
子猫とじゃれあっていた。





「あーーーーー!学校!!!!!」


私は携帯で時間を確認し
もう1時間目が始まろうと
している時間をさしていた。



「やばいやばいやばい!!!2日連続はさすがにやばいよ、急がなきゃ!!」

「じゃあ、後ろ乗れよ」



今なんとおっしゃいました?




「ほら、乗らないと遅れるぞ」


「えっ、でも、、、」


「いいから、はやく」




しぶしぶ後ろに乗せてもらった
私はなぜだか恥ずかしくて
横をむいていた。


「ほら、つかまっとけ。」


そう高倉先輩が言い、自分の
腰の位置に私の腕をまわした。





もう、朝からなんでこう
なっちゃってるんだろう。