「そ-なんだ。ってことは1年生?」
は?
頭をあげると、学ラン姿の
男がいた。
かっこいい…!
学ラン似合う!
ぃゃぃゃ、今はそれじゃなくて。
「どちらさまですか?」
「俺?俺の事しらねーの?」
うわ、俺様だよ。
知らないよ。だから聞いてるんじゃん。
「知りませんけど。」
「まじかよ、まあ、いいや。俺はここの3年の高倉真人だ。よろしくな。」
「はぁ、よろしくです。って3年ですか⁈」
「そうだよ。なんだよ?」
「いや、ちょっと3年生に見えなくて…はは。」
「なんだよ。ってかお前名前何?」
「佐伯ななです。」
「ななだな。わかった。じゃ、俺は行くから先生に見つからんよーにな。」
「あ、はい。」
なんだ。今の…
高倉真人くんか…
かっこよかったなー。
こうしちゃおれん!
とりあえず帰ろうっと。
これが高倉先輩との出会い。

