愛の余白

「~が~なって~なります」
先生の言ってることなんて
全く耳に入らなかった
朝のことが気になりすぎて
慧は毎朝のように告白されてるのですが
今日はいつもとはちがう気がした
だって学年で1番モテるんでしょ
そんな子が告白したのに
振るなんて・・・
私なんてズタズタにされるだろう
それも、最後に私のとこ睨んだよね
それが、気になる
やっぱ、覗きは悪いよね
うん、だから睨まれたんだ
ごめんなさい・・・

「あんた、なに言ってんの?」

「え?」

「聞えてたの?」

「うん」

「最初から?」

「ちがうよ。『やっぱ、覗きは悪いよね
うん、だから睨まれたんだ
ごめんなさい・・・』
のところ」

よかった~その前なんて
慧が好き好き好き
言ってるようなもんだからな~

「よかった~」

「なに?なんかやましい事でもあるの?」

「いやっ、、別に、、何もないっすよ」

「言葉おかしいけど(笑」

危ない、ばれるとこだった