……へ?


あたしはいつの間にか強くつぶっていた目をゆっくりと開いて、先生を見る。



自分の顔なんて見えないけど、今のあたしはきっとまぬけ顔。




だ、だって!


『副会長やってくれないか?』




先生がそう言った気がしたから。



まさかぁ~!
あたしなんかに頼むわけないって。




「先生……変な冗談はやめてくださいよ」



「冗談じゃないって。で、やってくれるか?」