涼太くん、痛そうだった。
全部あたしのせいだ。
あたしが健人とあの時ちゃんと話し合っとけばよかったんだ。
好きって気持ちは素敵で大切なことだけど、好きがいきすぎたらおかしな方向にいってしまう人もいる。
あたしがなんとかしなくちゃ……!
そう思っても、どうすればいいか分からない。
なにをしたらいいの?
その時、ケータイが鳴った。
知らない番号。
もしかして健人?
あたしは意を決して通話を押して、ケータイを耳に当てる。
「も、もしもし」
『あ、俺。健人だけど』
やっぱり……。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…