「それじゃあ、ここで解散!」



帰りは、みんなお迎えが来てるみたい。


あたしも、そうなんだけど……


自分の気持ちに気付いちゃったから、やっぱり廉と一緒に帰るのは恥ずかしいわけで。



「廉、あたしは電車で……」


「は?なに言ってんだ。帰るぞ」



ですよね……



「早く乗れ」



廉に無理やり乗せられた。


廉が隣にいるだけで、すごくドキドキする。


だけど、車に乗ったら、眠くなってきちゃって……


気付いたら廉の家。



「着いたぞ」


「……っ////」



起こされたのはよかったんだけど……


廉の顔が目の前にあってびっくりしちゃった。


心臓の鼓動がだんだん速くなっていく。