そのあとは、廉とも普通に話せてよかった。


ドキドキは止まらなかったけど……っ



「帰りは、あたしが紗和と隣だから」



帰りの飛行機で、麻衣と隣になることになって、もう座席で揉めることはなかった。



「紗和、自分の気持ちに気付いた?」


「……うん」


「よかった」


安心したようにいう麻衣。


麻衣は分かってたんだね。


それにしても……



「なんでよかった、なの?」


「それは内緒」



教えてくれたっていいじゃん!


そうして麻衣と沖縄でのこととかを話していたら、あっと言う間に空港についた。