あたしの値段は2億円!?


「紗和チャン、ありがとうな」


「ううん。あたしはなにもしてないから……」


たぶん、麻衣も桜太くんも心の中で引っかかってたんだと思う。


だから、今回話せたことはきっとよかったはず。


それぞれの想いが、みんなを笑顔にしたんだ。



「それと、廉出て来いや」


「廉!?」



そこには不機嫌全開の廉が。


なんでそんな不機嫌なのかは分からないけど……



「廉、俺本気やから」


「……勝手にしろ」


「“りんご飴”なんて昔のことやからな」



りんご飴?


廉があたしの頭の上に手をのせたあのときと同じ気持ち。


なんか懐かしい。


だけど、やっぱりそのなつかしさがなんなのかは、分からなかった。