「さぁ、着きました」 そこにはお城のようなものがあった。 「大きいですねぇ……」 もうどうにでもなれ。 「……あたしの人生終わりだな…」 そう思いながら男の人に連れられて、案内された部屋。 「廉様、桃野様をお連れしました」 中から男の人の声がした。 「入れ」 そして、入った部屋には一人の男がいた。 これまた偉そうな人だなぁ…… 「お前は下がれ」 そして、部屋にはあたしとその男だけになった。