ちょっと考えてから、



「ありがとう」



そう言うと、木町さんは部屋から出て行った。


廉が御曹司ねぇ……


だったらあの偉そうな態度も納得いく。


最後に“ごゆっくり”なんて言われたけど……



「逆に緊張しちゃうよ」



そう呟きながら、あたしはとりあえずベットに向かった。


座ってみると……



「なにこれ……」



超ふかふかだー!


お姫様になったみたい。



「眠くなってきたなぁ……」



そして、あたしは夢の世界に旅立った。