「ちょっ……」



いつのまにか、廉は私服の姿になっていて。



「って、桜太くんとあの人おいてきていいの?」


「全部教えるから」



久しぶりの廉の隣。


あとから聞けばいいと思った。


着いた先は公園。



「あの……」


「これ」



廉に箱を渡された。


箱を開けると……



「指輪……?」