「紗和チャン、あとは廉から教えてもらってな?」


「えっ……」



そういうと、帰っていく桜太くん。



「……桜太!」



帰っていく桜太くんを引き止めたのは……



「萌?」



廉の隣にいた女の人だった。



「なんで萌がおるん?」


「桜太を追いかけてきたの!」



……?


理解ができない。


廉も、その女の人の様子にはびっくりしていた。



「紗和、行くぞ」