ふわっと暖かいなにかに包まれた。


抱きしめられてる……?



「廉……?」


「ごめん。俺」



恭くんだった。



「相澤じゃなくてごめんね?」



廉、じゃなかった……



「紗和ちゃん、雷苦手だったでしょ?」


「恭くん……」



廉ではなかったけど、恭くんがきてくれてよかった。


やっぱり、廉は来ないもんね。