「うん……」 「じゃ、俺は今日は退散するよ」 そして、去るときに廉になにか耳打ちした……? 「やっと行ったな」 「ごめんね……?」 「許さねぇ」 いつもより低い声。 「許してください……」 なかなか許してくれない廉。 「知らね」 の一点張り。 あたしだって、好きで恭くんと3人でいるわけじゃないのに…… こうなったら……