「えー!俺、紗和ちゃんと食べたい」



でも……


廉をチラっと見る。


……キレてる。


どす黒いオーラが廉の周りに……



「友達でしょっ?」


「えーっと……」



ますます不機嫌になる廉。


これはヤバい。



「あたし、廉と二人で食べたいから……」



そう言ったら、廉の周りのオーラみたいなのは薄くなっていた。



「……彼氏だもんね」



さみしそうに言う恭くん。