「はっ?」


「だって、紗和ちゃんが俺のこと好きになるようにすればいいだけでしょ?」



でも、あたしには廉しか考えられないよ……



「ということで、相澤くん。紗和ちゃんは俺がもらうから」


「……できるもんならやってみろよ」



ちょっと……二人とも……



「紗和は、俺のだ」



そういって廉に抱きしめられる。



「ここ、学校だよっ……」


「別にいいだろ?俺の女なんだから」



廉の言葉に熱をだしたみたいに赤くなるあたし。



「……ま、明日からよろしくな」



廉は見せつけるようにして言った。