「だって……」



自分で言うと、恥ずかしいんだもん。


廉はいつもストレートに言ってくれるから。



「あたしも頑張ってみました……」


「可愛すぎ」



そう言って、キスされた。



「廉、カッコよすぎ!」


「また赤くなるなよ」


「もう赤くないもん!」



こんな毎日があるのは、りんご飴のおかげだよね?


いつまでも幸せな毎日が続くといいな。


―――まさか、このりんご飴があたし達を引き裂くなんて思いもしなかった。