「契約するなら、このネックレスを受け取れ」



あっ……


あたしがほしがってたネックレス。



「どうする?俺に一生買い取られるか?」



そんなのっ……



「買い取られるっ!」



あたしは思わず、廉に抱きつく。



「じゃあ、どうぞ」



廉は優しい声でそう言い、ネックレスを押してくれた。



「2億じゃ足りないからな」



あたしと廉の首に光るネックレス。



「お前は絶対俺を好きになる」


「ばか……」



本当にバカ。



「もう大好きになってるよ!」