「遊佐、遊佐のこと大好きだよ…」 「真穂、俺もっ」 「あい、してる」 「俺も、あいしてる」 優しい優しいキスをして、私たちは抱き合った 幸せだ、とても幸せだ 「あの時、真穂が『先生っ行かないで、一人にしないで…!!』言ったその一言で俺は現実世界に戻れたんだ」 遊佐の言葉を聞きながら 「真穂っ真穂!!」 お母さんたちの声を聞きながら、近付く救急車の音を聞きながら 私は静かに目を閉じた 「…ありがとう」 たった一言呟いて