コツッ・コツッ・コツッ

・・・。

寒い冬の夜に響くのは、

ブーツの音だろうか?

誰か女の子が公園にやっ

てきたのだろう。
その音は俺の方に近づい

てきて、ピタッと鳴り止

んだ!


振り向いたその先には、

今すぐにでも泣き出しそ

うな瞳をして立っていた

のは・・・


奈緒姉だった!!!


「どうして・・・?。」

奈緒姉はこぼれ落ちそう

な涙をこらえながら言っ

た・・・