そして、櫻井と事務所に向かった。


「決心がつきましたか、ぼっちゃん」


「まぁな」


「どうして今まで断り続けてきたのにタレントをおやりになろうと?」


どうしてって、んなことわかんねぇ。


なんか、俺の中でなんか燃えたというか…


鈴音を笑顔にしたいというか…


あいつらにも、負けたくないっていうか…


いつか、みんなに恩返しして…



だあぁぁぁー!!


もうわっかんねぇ!!


「お坊ちゃんのことですから、必ず一番になれますよ。」


「櫻井、ありがとな」


いつも、泣きたくなるときや、辛いときは

嫌な顔1つもせずに話し聞いて相談にのってくれたよな



櫻井がいるから、今、俺は笑ってられんじゃねぇかな


こんなこと、櫻井に一度もいったことねぇけど


いつか…恩返しっつーかしてやれたらな。って。


ほんとに、いつもサンキューな、櫻井