れっ…蓮司はニヤッと笑って


「鈴音…口開けて?」



耳元で呟くのは反則だよぉ…。


いつの間にかあたしは、なんの抵抗もなしに口を開けていた


そして、蓮司の軟らかい唇があたしの唇と重なり


あの不味いお粥が口のなかに入ってくる。



「まずっ!!なんで、おまっ!お前なんで不味いっていわねーんだよ!」


「そんなこといえないよ!」


なんか、さっきの甘い時間はどこへいったのやら。



「じゃあ、お口直しする?」



蓮司はポケットからアメを取りだし



自分の口のなかにポイッといれた。


え…もしかして…また!?(お口直しでわからなかったのかよ)