俺の腕の中で、ワーワー泣いているこいつを、

守りたいと思った俺はおかしくなったのか??


「鈴音」


俺は初めて、こいつの名前を呼んだ。


「……………」


「俺と付き合ってくれ」


「……………」


鈴音は首を縦にふった。



抱き締めていてもわかる。



確かに、鈴音は首を…縦にふったんだ。



「ぜってぇ…惚れさせて見せるよ?鈴音♪」



あ…やべ。なんか、楽しくなってきた



♪なんてつけちゃったよ…


よっぽど嬉しいんだな、なんかかっこわり~!