天神学園高等部の奇怪な面々30

その遠慮を知らないキラッキラの瞳が。

「あや?」

翡翠の手にする箱に注目する。

「ケーキ!」

うわ、一発で当てやがったよ!

すげぇ嗅覚だな、スペシャルハレンチ。

「美味しそうな匂いぃ♪奥方先生の手作り?」

「う、うむ…」

ぎこちなく頷く翡翠。

いい流れだ。

どうやって話を切り出そうかと迷っていた。

このアホの子のペースに巻き込まれては、本題に入りにくいと思っていたが、好都合に向こうの方から話をふってくれたではないか。

ちょうどいい、渡す物を渡して早々にこの場を立ち去…。

「わかった!翡翠先生のお誕生日ケーキなんだっ?」