天神学園高等部の奇怪な面々30

「貴様は何をしているアホの子、このクソ暑いのに。貴様はこすぷれ部とやらではなかったのか」

「アホの子なんて酷いなぁ」

ぷくっと頬を膨らませ、しかしすぐに機嫌を直して。

「陸上部の子にさぁ、走り高跳びの助っ人頼まれたんだよぉ、夏休みの終わり頃に大会あるらしくて、急遽参加する事になったんだよ」

雛菊はまたニパッと笑う。

翡翠を恐れる気配ゼロ。

嘗められているのかとさえ疑いたくなる、向日葵のような笑顔だ。