天神学園高等部の奇怪な面々30

中学生並みの純情乙女、小夜には刺激が強すぎたか。

しかしこういう女子は、えてして男子にからかわれるものである。

更なる疾風の悪戯心は続く。

「そうか、海水浴は駄目か」

『あ、当たり前じゃないですかっ』

赤面したせいで暑いのか、顔を両手で煽ぐ小夜。

「じゃあ…スペシャルハレンチでも見習ってみるか?」

くくっ、と。

疾風は笑う。