天神学園高等部の奇怪な面々30

「そうだな…補習を頑張って終わらせたら、奴と海水浴デートしてやるってのはどうだ?」

『か…!』

それだけで、小夜は湯気が出るほど赤面する。

『むむむむむむ、無理ですよ!龍太郎君と海水浴なんてっ!』

「何でだ?夏なんだし」

『みみみ、水着にならなきゃいけないじゃないですかっ!』

「まぁな、泳ぐ訳だし」

『無理っ!無理ですっ!海水浴は却下ですっ、却下!』

予想通りの反応を見て、密かに楽しむ疾風。