天神学園高等部の奇怪な面々30

「なぁ小夜」

『はい?』

小首を傾げる小夜。

「スペシャルバカにご褒美やればいいんじゃないか?補習を終える事が出来たら、小夜から何かプレゼントしてやるとか」

『プレゼント?』

更に小首を傾げる小夜。

純朴素直な彼女としては、プレゼントと言われて額面通りに受け取ってしまう。

『龍太郎君が喜びそうなプレゼントって…新しい空手着?ダンベルとか体を鍛える道具?美味しいもの作ってあげるのとかもいいかなぁ…?』