天神学園高等部の奇怪な面々30

散々踏まれてボコボコにされつつ。

「お前が完璧だと思ってる副会長さえ、コンプレックスくらいあるんだ。筱萠にコンプレックスがあったって、副会長も何とも思っちゃいねぇよ」

「う゛…」

スペシャルバカの癖に、なかなかいい事を言う。

二の句が継げない筱萠。

「しかし…より完璧な相手の方が、王子とて喜ぶのではないか?」