「ぬ?」
目を丸くする筱萠。
「いっ、いやっ、そんな筈はない、わしのような女を、王子が満足なさる筈が…」
「じゃあ」
呆れたように言う龍太郎。
「お前にゃ何が足りないんだ?」
「そ、それは…」
またも筱萠言いよどむ。
「い、色々じゃ…」
「具体的には?」
「……」
「副会長が、アレも足りねーコレも足りねーって、筱萠に直接言った訳じゃねぇんだろ?」
目を丸くする筱萠。
「いっ、いやっ、そんな筈はない、わしのような女を、王子が満足なさる筈が…」
「じゃあ」
呆れたように言う龍太郎。
「お前にゃ何が足りないんだ?」
「そ、それは…」
またも筱萠言いよどむ。
「い、色々じゃ…」
「具体的には?」
「……」
「副会長が、アレも足りねーコレも足りねーって、筱萠に直接言った訳じゃねぇんだろ?」


