筱萠の興奮が落ち着いた所で、再び話を戻す。
「王子に見初められてから、ずっと薔薇色の日々が続いておった…しかしある日突然、夢から覚めたのじゃ…王子のような素晴らしい多才なお方が、わしのような者をどうして好いて下さるのか…わしなど、こんな身長の低い娘御じゃというのに…いや、身長だけではない…」
力なく首を振る筱萠。
「きっとわしなど、王子にはつり合わぬ、足りぬものだらけの女に違いないのじゃ…そんなわしを、王子は…」
「王子に見初められてから、ずっと薔薇色の日々が続いておった…しかしある日突然、夢から覚めたのじゃ…王子のような素晴らしい多才なお方が、わしのような者をどうして好いて下さるのか…わしなど、こんな身長の低い娘御じゃというのに…いや、身長だけではない…」
力なく首を振る筱萠。
「きっとわしなど、王子にはつり合わぬ、足りぬものだらけの女に違いないのじゃ…そんなわしを、王子は…」


