「その話が終われば、お前も帰れるんだな」
わざわざ副会長待ちとはご苦労な事で、と。
龍太郎苦笑い。
しかし。
「……」
当の筱萠の表情は浮かない。
行水して潤ったオウジ殿を掌に乗せながら。
「なぁ龍太郎…王子は…わしには勿体無さ過ぎるのではないかの…?」
わざわざ副会長待ちとはご苦労な事で、と。
龍太郎苦笑い。
しかし。
「……」
当の筱萠の表情は浮かない。
行水して潤ったオウジ殿を掌に乗せながら。
「なぁ龍太郎…王子は…わしには勿体無さ過ぎるのではないかの…?」


