天神学園高等部の奇怪な面々30

普通金槌で殴られたら大怪我するのだが、まぁ龍太郎だし。

「痛ぇな、何すんだ!」

「今のは壊されたベンチの恨みですっ」

鼻息も荒く言うかなこ。

「そしてこれは窪んだ壁の恨み…」

工具セットの中から電動釘打ち機を取り出すかなこ…。

「待て待て待て!」

流石にそれは龍太郎も嫌だ。

「お前殺す気か!」

「殺す暇があったら修理しますよっ!」

かなこはしゃがみ込んで、ベンチの残骸を手に取る。

「これとこれはまだ使えるけど…ここの板はもう駄目ね…完全に割れてる…」