「着いた!」


ヒロが私と一緒に行きたいところってここ?普通にファッションショップなんだけど…。


「ここ俺ん家なんだ。」


なんだ。ヒロの家か…


「ヒロの家!?」


ここが!?
こんなに可愛いお店がヒロの家だなんて…。


「いらっしゃいませ〜…って紘斗じゃん。裏から入ってきて…」


お店の中には綺麗なおねぇさんがいた。

優しそうだな〜あのおねぇさん。


「ヒロやるじゃん!!そっちの可愛い子紘斗の彼女?」

おねぇさんが私を見てそう言った。
可愛い子って…私のこと!?

「違います!!ヒロとは…」

なんて言えばいいんだろう?友達?でもない気がするしだからと言って他人な訳でもないし…


「ルナは俺の彼女候補♪」

はぁ?なにぶざけたこといってんの?


「えっ!マジで!?」


おねぇさんは口に手を当て驚く。
絶対おねぇさん勘違いしてるよね。


「違います。ヒロとは…今朝会ったばっかりです。」

勘違いされたら困るし、いや、勘違いされたくないし!!

誤解を解いた後、あのおねぇさんはヒロのおねぇさんだと説明してくれた。

って言うか何でヒロの家に連れてこられたんだろう。