セイクリッド

何かに――…呼ばれている気がする。


虫の知らせ……って言ってしまうと、意味が違ってきちゃうけど、感覚的にはそんな感じだった。



言葉に表せないけれど、何かを感じる。





「おいマリア?」

「……あっちからだ」



私は、そう呟きながら…思いのまま歩き出した。


そんな行動に、驚いたように大介がついてくる。