セイクリッド

ぽつりぽつりと続く街灯の明かりを頼りに、受け取った箱を眺める。


小さい鍵のついたアンクレット……



「待って大介」

私は立ち止まると、その場にしゃがみ込んだ。


「どうした?」

「うん。これつける」


履いていた靴を脱ぎ、左足にアンクレットをつけた。



「お守りにする」

そう言いながら、また靴を履きなおし…パッと立ち上がる。