セイクリッド

幸いなことに、そんな沈黙は長くは続かなかった。


駅からホームまでは、車を使えば数分でついてしまう。



しかも時間帯的に道も空いていて、すぐにホームの駐車場にたどり着いた。



「先にいっていいわよ」っという女性の声に、「ありがとうございました」っと頭をさげてから、私も大介もホームへ歩みだす。


夜のホームに来るのは、かなり久しぶりで…小さい頃に戻ったような感覚になる。


私でそうなんだから、大介は尚更そう感じているかもしれない。



「あ」

センサー式のライトが点灯すると、それを合図にしたように、裏口のドアが開いた。