セイクリッド

「もしもし大介!?私これから、もう一回病院にいってくる!」


ホームからの電話を切ってすぐ、私は大介に電話をかけた。



海原さんが、私に託したものがあるという……すぐにでも行くべきな気がした。




つい半日前、あんなに元気そうだった海原さんが……まさかもういないなんて……まだ信じられない。



ホームの人が嘘をつくなんて思ってるわけじゃないけど、この目でみないと信じられない。