セイクリッド

どこかで暇潰し……っと言っても、お見舞いの花もあるし、これといって趣味もない私と大介は、結局行く場が思い付かなかった。



暫くカフェでお喋りして、とりあえず病院のあるふたつ向こうの駅にむけて、電車に乗った。




「ところでマリア?その鞄がやけに重そうに見えるのは、俺の考えすぎ?」

「鞄?別に重くないよ?本とお財布しか入ってないもん」

「ほらな!本持ってんじゃん!」

「え、だめ?」

「だめなんて言ってねぇよ!いらないだろ見舞いには…っとは思ったけどな」

「あのね大介、Sacred placesは私の一部って言っても過言じゃないんだからほっといて!」


プイッとわざと顔をそむけると、「オタク」と小さく暴言を吐かれた。