セイクリッド

「……」

ちょっとの間お互い黙り込んでいた私たちだけど、



「よし…」
「じゃあさ」


口を開いたのは同時だった。



「何?」

「マリアこそ何?」

「…私はただ、暇潰しにどっか行く?って言おうとした」

「なんだ…じゃあ決まりだな」

「ん?」

「俺も同じようなこと考えてたし」



タイミングだけでなく、考えも同じだったらしい。


つくづく似た者同士。



やっぱり私たちには、妙な絆がある気がする。



1年間‘家族’をやってたからなのかな?




なんにせよ、不思議な巡り合わせは嫌いじゃないよ。