セイクリッド


「俺の手を離さないで」


約束を了承すると、ミコトはそういって手を握りなおした。


不思議と嫌だとは思わなかったけど……照れくさい気持ちは捨てられない。



「手は、繋がないと駄目?」

「繋ぎたくない?」

「えっと……」

「マリアは俺が嫌いなの?」

「き、嫌いって…会って数分じゃ、まだわからないよ」

「ははは。確かにそうだ……なら、好かれるように努力しようかな」

「っ!?」

「手を繋ぐの…マリアがイヤだとしてもしばらく我慢できる?」