「下へ降りる前に、マリアに約束して欲しいことがある」
私の手をとったまま、ミコトはそう言う。
「何?」
「人間だということを、俺以外に言っちゃ駄目だよ」
「…どうして?」
「マリアの身が、危険になるかもしれない」
「…え?」
「驚かないで聞いて欲しいけど、高天原に住まうモノの中には……人を食べたいって思っているやつもいる。それに、人を快く思わない連中もいる」
「……」
「一緒にいる限り、必ずキミを守ってあげるけど……」
「わかった。言わない…怖いし」
私の手をとったまま、ミコトはそう言う。
「何?」
「人間だということを、俺以外に言っちゃ駄目だよ」
「…どうして?」
「マリアの身が、危険になるかもしれない」
「…え?」
「驚かないで聞いて欲しいけど、高天原に住まうモノの中には……人を食べたいって思っているやつもいる。それに、人を快く思わない連中もいる」
「……」
「一緒にいる限り、必ずキミを守ってあげるけど……」
「わかった。言わない…怖いし」
