セイクリッド

差し伸べられた手を素直に受けると、グイッと引っ張られて、立ち上がることが出来た。


手のひらの傷と一緒に、体の痛みも消えた気がする。



「……」


男性は、間近に立ったまま私を凝視してくる。



そんなに見つめられると、せっかく冷めてきた頬がまた熱を帯びてきてしまう。



「あの…?」

一生懸命平静を装いながら、小さく声を出した。


するとこの人は、